運動会後芋ほりや遠足など、季節を楽しむ行事が多かった１０月。１１月は、ゆったりとした時間の中で「ごっこ遊び」や「発表会練習」など、より深く探求していく、また、友達と協力しながら言葉や行動を通して一つのものを作り上げていくとても良い時間をすごします。行事もたくさんの達成感を味わえる大切な時間なのですが行事の後こそが私たちは大事な時間で成長するチャンスだと思っています。
藤組ではかぼちゃのバッグを制作し、飴に見立てたどんぐりをかぼちゃマントに盗まれれた！！と園庭に探しに行きました。園庭では見つけられず、クラスへ戻るとそこには・・・「キャ～」の声と共に大騒動が起こり、とうとうドングリを奪還できたようです。
年中少組ではごっこ遊びが始まり、みんなで話し合い、楽しみながら進めています。そこへ「お手伝い」と称して年長さんが参加することになりました。年長組が年中のクラスに行ってお手本を作りながら手伝ったり、年長のクラスでとびきりの隠し玉を作っているようです。どちらが主役？と思うような盛り上がりですが、小さい子たちはお兄さんお姉さんの魔法の手から作り出される作品に憧れ、年長組は得意げになって教える微笑ましい姿が見られます。
大きな行事で自信を付けた子ども達がそれぞれに違うフィールドでまた力を発揮し始める。これこそが、様々な点を線に繋げていく大事な作業であり時間なのです。先生達も子ども達と楽しい時間が過ごせるよう「もっと、もっと」と話し合いをしていて、いつも職員室は賑やかです。
発表会の準備も始まります。英幼稚園の発表会の役決めは、ジャンケンなどの安易な決め方はしません。毎日毎日自分のやりたい役は何なのか？お友達のために譲るのか？やりたい役を主張し続けるのか？など子どもたちの中で葛藤があると思います。時間をかけて考えて考えて・・・時には２週間かかることも・・・しかしその時間が一つのものを作り上げるためには必要だと考えます。譲ったり譲られたり譲らなかったりの中で子どもなりに納得出来ると、練習もやらされるのではなく自分でやるという気持ちになるようです。私たちにとってもとても楽しく有意義な１１月。子どもたちの成長に期待してください。