お知らせ

2022.10.07

英幼稚園

2022 はなぶさレター10月号

明日はいよいよ運動会!青い空の下で子どもたちの頑張った1か月を皆様に見ていただけると私たち職員もわくわくしています。皆さんは、運動会にどんな思い出がありますか?私は朝6時に鳴る花火の音に胸がドキドキしたのを覚えています。今は花火も上げられないご時世で、少し寂しい気がします。きっとあの花火は「みなさん子どもたちの運動会が始まりますよ!」と地域への合図だったのでしょう。自分の子がいなくても、隣の子を応援しに来たり、地区対抗リレーを楽しんだり・・・園長の地元沖縄では、地区毎のテントが張られ、老若男女が大きな声で声援し、そこで活躍すると知らないおじさんに「早かったな~」と声を掛けられたりすることもあったそうです。親や親戚はもちろん知らない方にも褒められ評価されることはとても誇らしい気持ちになったことでしょう。
時代は変わり不審者対策で来場者を確認したり、コロナ対策で体温をチェックしたり・・・と苦しい現状ですが、「おじいちゃんやおばあちゃんも見に来れるようにしてください」と訴えてくれた子どもの気持ちに応えられるよう少し来場者の枠を広げ開催することにしました。皆が見守る中で、子どもたちがたくさんのものを手に入れることができるよう職員一同毎日子どもたちと頑張っています。英では年長組になると必ず皆の代表として「一人一役」を担ってもらいます。今年度もたくさんの子どもたちが任された役に一生懸命取り組んでいます。練習にも熱が入り、毎日短い時間でも一生懸命覚えようとしています。私たちは、運動会当日の結果は重視していません。運動会までのこの1か月の積み重ねと毎日の心の変化を大切にしています。9月初めは「暑くて外に出たくな~い」とすぐ冷房の部屋へ入りたがる子どもたちでしたが、今では分刻みで様々な競技の練習をしていても、とても楽しそうです。「今日は1等とるぞ~」と張り切る子もいれば、抜かされてブルーになる子も・・・それでも翌日も真剣な顔で走る姿に成長を感じています。特に、年長組クラス対抗リレーは、選抜ではなく全員が走ります。走るのが得意な子も苦手な子も何とか1位を取ろうと頑張っています。子どもたちの中に足の遅い子を責める子は一人もいません。頑張ろうと声を掛け合っている姿に昔の花火の合図で集まってきて全ての子どもたちを応援するあのおおらかな気持ちを思い出します。自分の子ではなくても、どうぞ大きな拍手で応援してあげてください。

前のページへ戻る