お知らせ

2022.11.01

英幼稚園

2022 はなぶさレター11月号

寒暖差の激しい毎日ですぐ冬が来てしまいそうな気配がしますね。
さて、先日年長組の鴨川シーワールド遠足を行いました。そのバスの中でのクイズコーナーの時に、回答権が当たらなかったときの文句(?)が激しくびっくりしたという一幕がありました。思い通りにならなかったとき、ふてくされる、文句を言う、答えた子に八つ当たりすることは子どもだからしょうがないところもありますが、近年の子どもたちは、思い通りにいかないことがあったときに気持ちの切り替えに時間がかかる様子がよく見られます。中には最後まで受け入れられずやり通そうとする子もいます。やりたいという意欲や自分の考えを持ち主張することは良いことですが、いつでもどこでも自分の思いが通るわけではありません。ご家庭でもそのようなケースがよくあり、子どもにどう接したらよいか悩むという話を聞きます。「叱らずに誉めて育てたい」「分別も付けさせたい」「叱り方が分からない」など葛藤があるようです。私は誉める・認めることは、言いなりになることでは無いと伝えています。約束は守らなくてはいけませんし、子どもが判断できないことは親が教えるべきです。時にはその場の状況で親が判断し、我慢させることもあるでしょう。子どもは理不尽に感じるかもしれませんが、それでも親は伝えなくてはならない時があると思います。子どももその時は納得できなくても成長とともに理解できると思います。
そのような話を聞いた時に気になるのは、子育ての方法に流行りがあって一つ注目されるとその方法以外は良くないことと捉えてしまうことです。もちろん、虐待や人格否定などは絶対にいけませんが、親にも子にも個性があり、得手不得手があるのですから子育ても人それぞれに違ってくると思います。専門家のアドバイスや子育ての成功例は参考にはなってもその方法に倣ったからといって必ず上手くいくとは限りません。(専門家たちも“ご家庭に合わせて”と言っています)大切なのは我が子の幸せを願う愛情と子育ての柱(嘘をつかない、嫌がることをしない、挨拶をするなど)を持つことだと思います。もちろんこの考えも色々な失敗をしてきた私の経験談に過ぎませんが、迷って悩み、失敗し、でも子どもの笑顔に救われまた頑張る。そんな毎日を積み重ね、いつか振り返った時に世界に一つしかない家族のドラマが生まれていることと思います。皆さん一緒に頑張りましょう!!

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