お知らせ

2019.06.10

英幼稚園

はなぶさレター 5月号

新学期がスタートして3週間が経ち、新しい環境にも少しずつ慣れてきたようです。連休明けからまた一歩ずつ成長の歩みを進めていきたいと思います。
「家の子は我慢が出来なくて・・・」最も多くのご家庭が子育てで苦労していることのようです。我慢は、幼児期の子ども達が一番苦手なことです。しかし、我慢する力が最も育つのも幼児期です。それは、親が日々の生活に介入する頻度がとても多く、その接し方が子どもの成長に大きく影響を与えられる時期だからです。それではどのように接していくと我慢する力が育つでしょうか? もうすぐ夕食の時間。でも目の前にはお菓子が・・・そこで夕食を美味しく食べるために目の前のお菓子を食べずにいられるかどうか、その時が育つチャンスです。  日々の生活の中で似たようなケースは何度も訪れます。まずはちょっとだけ先のことと今やりたいことのどちらを取るかを選択する機会を作り、徐々に数日先、数カ月先へと期間を延ばしていくと良いと思います。例えばお誕生日プレゼントや家族旅行など。その時に我慢することがその先の楽しみにつながることを知ると待つことも期待へと変えられると思います。また、クイズやパズルなどに挑戦するときにも答えを教えてしまわないように気を付けたいですね。大切なのは大人の都合や指示ではなく、その先にある楽しみをイメージして我慢することを子どもが選択することです。大人はその為のヒントや見通しを伝えるだけにして見守りたいですね。そしてもう一つのポイントは、子どもが我慢が出来ないのは仕方がないとあきらめてしまわないことです。すぐに結果は出ませんが、伝え続けなければ育っていきません。手を放してしまうと年を重ねても我慢が出来ない大人になってしまいます。(これは我慢に限らず全てのことに共通します) 親は数年、数十年先の我が子の成長した姿を見る喜びをイメージして根気強く伝えていきましょう。我が家でもつい最近「昔、言われていたことが今わかった」と嬉しそうに21歳の娘(以前よく登場したあの娘です)に言われました。親も我慢が肝心ですね。
何だか遠い未来のことに感じるかもしれませんが、我が身を振り返ってみてください。過ぎてしまえばあっという間です。さぁ、今日から期待を膨らませましょう!子どもの未来に!!

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