お知らせ

2020.04.07

英幼稚園

2020 はなぶさレター 4月号

春の到来とともに子ども達は新たな一歩を踏み出します。予期せぬ困難に様々な制約を強いられ、たくさんのことを奪われている毎日ですが、やれることをしっかりとやり、希望までもウィルスに奪われないようにしていきましょう! この経験をしたからこそ見える確かなものを大切にして、今を乗り越えた未来に大きな希望を持ちたいですね。
さて、数年前から「褒めて育てる」という考え方が子育てや学校教育、社会人の育成法でも注目を集め、その成果を記した数多の関連書籍やセミナーが開催されるようになりました。私自身の子ども時代を振り返ると、良い結果を出せば褒められ、結果を出せるよう叱咤激励されていましたので、結果に囚われず褒めることで人が育っていくという考え方はとても新鮮でした。ところが昨今は、叱られることを拒んだり、失敗を恐れる子は褒めて育てられた子が多いという検証結果が発表されるようになりました。親としては「え~どっちなの!?」と迷ってしまう状況です。私が思うに褒めて育てることの落とし穴は褒めることが目的になってしまうこと、叱咤激励の場合は良い結果を出すことが目的になってしまうことだと思います。子どもであれ大人であれ褒められることは嬉しいのですが、何を頑張ってきたか、どうしてその結果が得られたかは本人が一番よく分かっています。ですから私達は、その過程と結果の両方を見つめ、何を褒め、何を叱咤激励するかを見定めなくては、その言葉も態度も本人の心に響かないと思います。大切なことは方法論ではなくどれだけ見つめているかなのです。100%は難しいですが、今より1%でも多く見つめる気持ちを持つだけで良い方向へと向かうのではないでしょうか。その子達がしっかりと根を張り、たくましく生きる力を手に入れらえるよう、一緒に頑張っていきましょう!!
このレターでは私の勝手な考えをつらつらと書かせていただいています。拙い文章ですが、どうぞお付き合いください。一年間よろしくお願いいたします。

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