お知らせ

2020.06.03

英幼稚園

2020 はなぶさレター 6月号

新しい環境に慣れるために心も体も精一杯に頑張る子ども達。その子達の笑顔が見たくて全力で頑張る先生達。そんな光景が繰り返されるはずの4、5月がどうにも寂しい毎日になってしまいました。反面、当たり前のように過ごしていた慌ただしい毎日は私達にとって子ども達の成長を大きな喜びと感じるために大切な時間であり、子どもがいるから先生でいらえることを再確認する貴重な日々となりました。
さて、皆さんの生活はいかがでしょうか?毎日が日曜日だけれど、外出もできない、遊びにも行けない日々にはストレスを感じますね。三食ご飯を作ったり、子ども達を優先に時間を過ごすことから一度は解放された(されるはずだった)生活が一変したようで余計に苦しく思う日々ではなかったでしょうか。ところが、そんな毎日が長期に及ぶとだんだん慣れてきて、このままでもいいのでは?と思う方もいるかもしれません。我が家の中学生の次男もそんなことを言い出しました。では、幼稚園に通わせる意義とは何でしょう?
保護者(特にママ)との密接な時間を過ごし、たっぷりと愛情を受け取った子どもは段々と兄弟や地域の子どもの存在が気になり始め、コミュニケーションをとろうとし始めます。これが大切な第一歩!少しずつ集団の中での自分を意識して他者と関わろうとする、集団の中で自分の思い通りにいかないことが起こった時に言葉や態度でコミュニケーションを繰り返し、通じあった喜びを感じながら、もしくは通じない悔しさを味わいながら成長します。次第に心が通じ合うことを楽しみ始めると、一緒に考えたり気持ちを共有し、「こんなことをすると気持ちがいい」とか「こんなことはいけない」などの社会性を身に付け始めます。幼稚園では遊びを通して様々な経験をする中で、子ども達に生きていく上で基礎となる「生きる力」を培えるようカリキュラムを立て、話し合いながらより良い毎日を過ごせるよう考えています。社会性を身に付けるには子ども達同士のじゃれ合いや関わり合いが一番大事なのです。たくさんの個性に触れることで今まで感じなかった感情を知り、幼いながらも自分の中で葛藤し折り合いをつけていけるようになるのです。
早くそんな日々が幼稚園に戻ってきて欲しい・・・そう願い過ごす毎日です。ようやく明るい兆しも見えてきましたが、気を緩めずに手洗い・うがい・三密を遠ざけて頑張りましょう!!

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