お知らせ

2021.05.31

お知らせ

2021 はなぶさレター6月号

緊急事態宣言が延長されることが濃厚というニュースに気持ちが重くなってしまう毎日ですが、こんな状況の中でも子ども達にとって最大限の保育を実現するために頑張らなくては!と思っています。
さて、最近は子ども達もYouTubeやTikTok等を観ているのをよく見かけます。電車の中でも大人さながらの恰好で観ている子も多いですね。幼稚園でもここ数年変化が起こっています。それは・・・15分くらいのビデオ(昔話やドラえもんなどストーリーのあるもの)を最後まで観られない子が増えてきたのです。短い時間で結論まで辿り着く内容のものしか楽しめないようです。これは言い換えれば、集中力や根気が短くなってきたと言えるかもしれません。ビデオさえもその状態ですから、保育活動も短く設定しなければいけない状況です。特に読み聞かせや制作の説明など集中して話を聞き、想像力を膨らませたり理解しなければ取り組めない活動では顕著です。また、いつもテレビなど何かしらの音が鳴っている中で生活が多いせいなのかクラス全体に声を掛けても自分は関係ないと感じてしまう様子や、保育者の声もBGMのように聞こえているのかな?と思うこともしばしば・・・ご家庭でも同じことを何回も伝え、3回目くらいに大きく怒っているような声で初めて振り向くことはないですか?幼稚園では先生達はマスクをしていることもあり余計に表情を読みにくく声も曇ってしまうためより一層伝わりにくい状況です。
では、どのようにすれば子ども達に変化をもたらし「集中力・根気」を伸ばすことができるのか・・・お母さん、お父さんの生の声が子ども達には何より心地良い音となるはずです!ですから、できるだけテレビも消してお話してあげてください。携帯やゲームなどに子守りをさせないで、子どもの声に耳を傾けていろいろなことを話してみてください。大人にとっては他愛もない会話でも、聞いてもらえる、見てもらえることは子ども達に満足感を与えます。満足感の先にある意欲や勇気を手に入れてどんどん成長していく子ども達を想像してわくわくする子育ての醍醐味をぜひ味わいましょう!!

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