新学期のスタート！花々の開花とともに期待も大きく広がりますね。今年度も子どもたちの織りなすドラマが楽しみです。
英では教育目標の「明るく伸び伸びとした子」をもとに子どもたちに育って欲しい様々な力をイメージして「友達と仲良く遊べる子、よく見る・よく聞く・よく考える、自分のことは自分でする子、最後までやり抜く子」としています。一つ一つが大切で日々友達や先生と一緒に過ごしながら育っていきます。その中で「よく見る、よく聞く、よく考える」は、近年の子どもたちは苦手なように感じます。人は常に考え、判断し、行動していますが、前向きな判断が出来るようになるためには、色々なことを見て、たくさんのことを聞いて、深く考えることがとても大切です。しかし、近年の子どもたちは戸外遊びや友達と関わるより、ユーチューブなどウェブ上の“短い”動画を見ることが好きな子も多く、戸外で遊んでいても短時間で飽きたり、１５分程度の動画教材を最後まで見るのが難しい子が増えています。短時間でシーンがどんどん変わり、刺激も強く、考える間もなく答えが出るのは解り易くて楽なのでしょう。過去に幼児の能力を開発するために短い動画をたくさん見せて成長を刺激するという試みがあったようですが、その結果は上手くコミュニケーションが取れない子が多くなってしまったようです。
幼い頃から人との関りの中で、見て・聞いて・考える経験を重ねてきたからこそ、本質を理解し、自分の力になるのです。
これからの一年も子どもたちは色々なことを経験しますが、その度に、より深く、より柔軟に考え、失敗したらやり直すことを繰り返しながら育っていって欲しいと思います。転んでもただでは起きたくないですよね！その為に私たちは、間違えることを怖がらないで挑戦できる環境を作り、咲き誇る花々のような笑顔の花がたくさん咲く一年を目指して頑張っていきます。