早いもので師走に入ってしまいました。「師走」とは僧侶がお経を読むために東西に馳せる月という意味で１２月を師走というようになったそうです。僧侶ではありませんが英幼稚園の先生たちもより忙しく走り回っています。発表会の衣装が・・・大道具が・・・餅つきの準備が・・・と、子どもたちのために時間を惜しまず発表会や餅つきの準備をしていますので今月も楽しみにしてください。発表会では、興奮と緊張の入り混じった表情に成長を感じることと思います。また、餅つきでは「きなこ」「磯辺（お醤油の海苔巻き）」「雑煮」「みかん」をいただきます。つきたての柔らかいお餅を頬張る子どもたちはとても可愛らしいです！
さて、ここ数年職員室で話題になるのが「みかんがむけないこどもたち」です。思い起こすと自分が何歳くらいでむけるようになったのかは記憶にないのですが、幼稚園の頃困った記憶もありません。みかんの汁が飛んで目？顔？を拭き拭き食べた思い出があります。
餅つきの日の保育室では、「先生むけな～い」「みかんやって～」という声が何人もの子どもたちからあがります。ご自宅でみかんをむいて（さらにはうす皮までむいて！）あげていませんか？先生たちは親指を真ん中にブズッと刺すところから教えています。地方によってむき方はいろいろありますが、真ん中から放射状にむいて、むいた皮を「何に見える？」「タコみた～い！」などと、ご家庭でも会話を楽しみながらみかんのむき方を教えてあげてください。汚すから、上手く剥けないから・・・とやってあげるのではなく、自分で頑張ってむいてみるとよりおいしく食べられると思います。どんなことでも初めは上手くいきません。でも、その初めてを経験しなければ自分で出来る嬉しさも経験できません。そんな些細なことにも成長を感じるチャンスがたくさん隠れていますので、どんどん挑戦させてみてください。以外に出来ることは多いものです。幼稚園ではインスタグラムで日々の様子をできるだけお知らせしています。顔を出さないよう後姿が多いのですが、そこにもヒントがあるかもしれませんので、お楽しみいただければ幸いです。
今年もたくさんのご理解とご協力、そして何より職員に対する信頼と応援をいただきまして本当にありがとうございました。３学期はさらに時間の経つのが早く感じられると思いますが、より深い愛情で子どもたちとの毎日を大切に過ごしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。