年が明け、新しい一年の始まりです。今年もよろしくお願いいたします。元旦から能登半島で大地震が起こりました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。世界に目を向けても理由はともあれこの時代に戦争が起こるなど不安がなくなることがありません。しかし、子どもたちの未来は光り輝いていると私たちは信じています。
いや、輝くように努力を惜しまず日々大切に子どもたちを育て支えていきたいと思います。
さて、３学期のスタートは１月１５日の年長組カレーパーティーからです。年中少組を招待し、一緒に楽しく会食をする予定です。作り方を学んだり、テーブルや保育室の装飾など、年中少組のみんながどうしたら喜んでくれるかを考えたり、どのように配膳したら良いのかなど、「人のために気を配る」ことを体験します。招かれた年中少組が椅子に座ってドキドキしている姿はとても可愛らしいものです。これまで日々の保育や行事で得たたくさんの経験を通して、自分だけでなく仲間がいることを認識し、一緒にやり遂げた喜びや楽しさを共有してきました。３学期は子ども主体で学年も越えた活動の中でたくさんの気持ちを感じ、行動を模倣したり学んだりしていく経験を積み重ねて進級・進学してほしいと思います。　
また、１月２７日には保育参観を計画しています。その日は参観後に避難訓練をご覧いただき、続いて引き渡し訓練を行います。これまで防災頭巾のかぶり方から始まり、机の下にもぐる、列になってハンカチなどで口を押さえ話をしないで避難するなど繰り返し練習してきました。『命を守る』これが一番大切なこと。そのために自ら考え参加することを伝えてきたことで、今ではサイレンを聞いてから５分以内に避難できるようになりました。どんぐり組の子どもたちも大きなサイレンの音を聞いても先生の方を向いて対応できるようになってきました。消防署の立ち合い訓練の際には、子どもたちの避難行動を誉めてもらい自信もついたようです。訓練にはリアル感が大切です。引き渡し訓練の際は、子どもたちと対面で並び順番にお子さんの名前を伝えてください。一人ひとり確認しながらお渡ししていきます。お話は無しで災害時を想定した訓練を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。訓練が無駄になることが一番望ましいのですが、いつ何が起こるか分からないという緊張感を持ってご協力をお願いします。
そして、被災地域の一日も早い復旧・復興と、被災された皆さまの安心・安全な暮らしが取り戻せますよう心よりお祈り申し上げます。